ミステリーバス
ネコというより冬まっしぐらですね、どうも管理人です。
どうやら「カゼ」とかいう、いつものやつにやられてるっぽいんですが
それは頑なに認めない魂だけは携えて年を越そうと画策しております。
ボクがカゼなのかどうかなんていうくだらないことは
その辺のゴミ箱にでも捨てておいてブログワールド炸裂させましょうか。
っていうかね、先週の土曜日に「バス」っていう乗り物に乗ったんですよ。
いつもは乗らないバスに乗らざるを得ない状況に陥ったので
やむなく乗ったんですけど、その久しぶりに乗ったバスでミステリーですよ。
もうね、身の毛もよだつミステリーですよ。
意気揚々と午前10時半くらいにバスに乗ったんですよね。
乗客はボクを合わせて15人くらいだったかな。
全体的にご年配の方が多いね、バスってのは。
だから、ピチピチボーイのボクはちょっと浮いてる感じになっちゃってんの。
「いつも浮いてるんだから今日くらいは勘弁してよ」
なんてハニカみながら自己満足に浸ってたんですが、
後ろにね、まぁ天地がひっくり返っても到底ボクには勝てないレヴェルの
若さを装備した6歳くらい男の子がおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に
バスの座席に鎮座してたわ。 ぬか喜びとはこのことか。
まぁ、そんなことはどうでもいいんですわ。
で、その6歳の子は途切れることなく
そのおじいちゃん、おばあちゃんに何か喋ってるんですわ。
今のバスってのは信号待ちとかで止まるときはエンジンを切るらしく、
止まると、まぁ~車内は静かになっちゃってその子の話が聞こえてくるの。
「ねぇ~おばあちゃん、外が見えるよ!」
「バスにカーテンついてるよ、閉めていい?」
「あと、どれくらいで着くのかなぁ~」
なんていう無邪気な会話がバスが止まるたびに聞こえる聞こえる。
いやぁ、心温まるハートフルな会話だなぁ~、子供は無邪気でいいなぁ~。
などとそのやりとりを聞きながら感慨にふけっていたんですけど、
その感慨を覚まさせるかのようにその子が言い放った言葉が
なんともミステリアスだったのです。
その言葉ってのが、
「オバアチャンの手からこんなん出てきた」
というなんとも戦慄的なお言葉。
果たして何が出てきたのか!?
後ろを振り返ってみればすぐに分かるんでしょうが、
セレヴなボクがおもむろに後ろを振り向くなんて出来ない、出来やしない。
気になるのに見られない。 愛されるより愛したい。
このジレンマに悩まされつづけ危うくバスを降り損ねかけたわけですが、
並みはずれた身体能力でバスから降りることに成功しました。
しかし、オバアチャンの手からどんなんが出てきたのかは
わからないままボクは寒々とした冬の海をただ眺めていた。
そのとき歴史が動いた