非劇的ビフォアフタァ | おわらいバカ

非劇的ビフォアフタァ

噛まずに言えるのがすごい


あけましたけれども、管理人です。

しかし、正月ですねぇ~。もう、正月すぎる。


正月早々、苦言を呈するのもあまりよろしくはないと思うんですけど、

あのね、個人的に正月は一年の中であまり好きな時期ではないのです。


なんかね、正月になると日本中がうわついた感じになるでしょ?

みんな、正月になると彦摩呂みたいになるでしょ?

「うわぁ~ おせちの宝石箱やぁ~」 とか2人に1人は言うでしょ?


あれがもう解せない。 なんで現場に血が流れるんだっ!

そりゃ、青島刑事もご立腹ですよ。


ということで、日本人の正月に対する甘い考えを払拭するべく

ボクはいろんな案を考えました。


そこで最善の策だと思ったのが、「挨拶の改造」です。


正月の一般的な挨拶といえば、

「あけましておめでとう。今年もよろしく。」 ですよね。


でも、もうさすがにあれには飽きてきた。


誰が考えたか知らないですけどいきなり

「あけおめ、ことよろ!」とかいう子供だましの挨拶が

流行ったりしたんですけど何ですか、アレは。

ただ略しただけじゃないですか。


だからそんなのじゃなくて、もっと斬新な新年の挨拶を考えて

正月の雰囲気をガラッと一新してみようという考えに至ったわけです。


確かにね、新年を迎えられるということおめでたいことですよ。

でもね、新年を迎えるということは心機一転、

新たな自分を築くためのスタートラインに立つということなんですよ。


それなのに、「新年だぁ、おめでたいなぁ、わぁ~」とか言って

お酒をグビグビ飲んで騒いでる人が街には溢れかえっている。

これはゆゆしき事態ですよ。

本来なら「今年こそはこれを達成してやる」とか

「今年こそはこんな自分に成長してやる」っていう

固い決意を胸に新年を迎えて準備を整えるのが正しいと思うんですよ。


そんなニュアンスを挨拶に込めてみんながお互いに伝えることができれば

ボクとしては理想の正月を送ることが出来るのです。



新年が明けておめでたいのは周知の事実ですから、

「おめでとう」という言葉はあえて使わない。


それが「わびさび」の世界。

分かりきっていることは言葉にしない。

それが「わびさび」の世界。

新年が明けましたねという事実を淡々と伝えるのが美しい。

それが「わびさび」の世界。


ということで試行錯誤の結果、新年の挨拶を考えました。


そして、出来上がったのがこれです。















「あけましたが、何か?」










なんということでしょう。

これまでどことなく馴れ馴れしかった挨拶がクールな大人の装いに。

新年を迎えても騒ぎ立てない堂々とした様子が伝わってきます。

「何か?」という問いかけによって相手との対話を生み出し

匠の独特な世界観を確立しています。

さらに、狭く寒々としていたキッチンが欧米風のキッチンに様変わり。

水道の蛇口につけられたオブジェは匠の遊び心が読み取れます。















これでまた、ある一家が救われた